角岡工務店(先代)築50年の建物
- y-tsunooka
- 2022年1月8日
- 読了時間: 2分

角岡工務店は先代で私は2代目(跡取りになれとも言われてないし勝手に名乗ってる)
になりますが、先日久しぶりに先代の建てた築50年のお家に行きました。
当然デザインも昔風の和風建築ですし建材も違うし、内装の古めかしさはありますが
いわゆる建物の傾き、建具の傾き、床下の腐朽、、
(先代は土台にヒバを使ってる。全然痛んでないヒバすごい)
耐震診断で行う項目の劣化度にあたる部分は
ほとんどありませんでした。びっくりするくらいさわるところがない・・
(お客様がよく外壁とかお家に気を使っていらっしゃる部分もある)
まー今の時代の耐震基準ではないので耐震性はありませんし
(後日耐震診断を行います)当然断熱性も劣ります。しかし
今見てもいい材料が使ってありますし、大工の技術がふんだんに見受けられました。
西岡棟梁が『千年持つ建物を作れ』とか言いいますが住宅で千年はないと思いますが
その心意気みたいなものはひしひしと受けました。
父と叔父の工務店でしたがもうなくなった叔父に『できるもんならやってみろ』
と言われてる気分でした。(生きてるときもよく言われましたが・・)
『死せる孔明生ける仲達を走らす』で建築は作った人が
死んでもなお語りかけてくるのです。
私は50年後、いや100年後を思い浮かべながら
建物を作っていこうと思います。
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