規矩術
- y-tsunooka
- 2021年12月22日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年12月28日

大工さんがいないと家が建ちません。
これ1級建築士・2級建築士・木造建築士の方は履き違えてはいけません
もちろん設計がないと家が立たないのは当然なのですが
職人さんもいないと家が建たないということです。
誰が偉いのかは置いといて
大工をやると規矩術(きくじゅつ)を習います。
規はぶんまわし(コンパス)の意味で
矩は差金を意味しています。
なので大工さんは頭が良くないとなれません。
なぜかというと規矩術というのは差金を用いて
複雑な幾何学をやらないといけないからです。
また昔からある墨壺、鉋(カンナ)鑿(のみ)などの手入れをしなけらばならないし
お客様から預かる大事な材料(木材、床材等)を1発勝負で墨を打って
しかも間違えが許されません。化粧(綺麗な仕上げのこと)材なら
傷、指紋さえも許されません。
それが理由かは変わりませんが、なかなかなり手がいないのです。
大手ハウスメーカーはなかなかこの『大工』さんを育てていません
資本があるのなら技術伝承は積極的に行ってもらいたいものです
ぜひ大いなる誇りと尊敬で大工さんには社会で活躍してもらいたいです。
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